40代・50代の親の介護とDIY

介護と仕事の話・介護のDIY・介護用品を紹介

台風がくる前に雨樋(どい)をチェックし、自分で修理した

今日は台風の影響で大雨です。風も強く吹き始めたので早めに夫の実家に戻りました。(夫の両親は2人とも80代と高齢な為、2日に1日は夫と共に実家に帰り寝泊まりしています)

ちょうど1週間前の週末、実家の雨樋の一部が割れ、水を最初にうける集水器には落ち葉がたくさん詰まっていたのを、家のまわりを見ていた夫がたまたま見つけました。

それでDIYショップで集水器やパイプ等を買い、4日前に修理をしたばかりです。修理をした時には、数日後に雨が降ることは分かっていましたが…台風がきて、しかもこんな大雨になるとは思ってもいませんでしたので「修理していてよかった!」と夫は無事に水が伝っている樋を何度か見て確認していました。

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修理をした雨樋があるのは、次の動画のように家の裏側で、そのすぐ上にある畑の石垣の間から雨水がしみでてきているという…状況です。

台風がくる前に樋を修理していてよかった

 

今回のことで、【雨樋が壊れたり落ち葉などが詰まっていないか?】をたまに見ておくことは大事だと痛感しました。

参考までに、今回の修理費用は集水器・ジョイント・パイプで、合計4,700円でした。

要介護4の父が退院にむけて外泊 家に帰って分かった段差の問題

夫の父は81歳で要介護4です。右手と右足が不自由ながらも、3ヶ月前に入院するまでは家の中を伝い歩きしながらなんとか自分で歩いて家の中は移動できていました。今までも何度か入院したことはありました。でも、3ヶ月という長期の入院は初めてで、リハビリもベッドの上でするようになるほど体力が弱ってどんどんレベル低下が進み、食事もベッドの上でする等、1日の殆どの時間をベッドの上で過ごすという状態になっています。

飲み物や食べ物が上手に飲み込めない嚥下障害の状態にもなり、1週間前から飲み物にとろみ粉を入れるようになりました。

とろみ粉についてはこちらで書いています↓ 

tankakanta.hatenablog.jp

 

病院ではこれ以上治療することもないし〝退院しなければいけない〟〝家での介護はもうムリ〟ということでケアマネに相談し、何とか介護施設に長期のショートステイの空きがある施設を見つけてもらえました。退院の見通しがついたので、そのまま介護施設に行くよりは一度家に連れて帰ってあげたい!と、今日から一泊二日の予定で外泊することにしました。

家に帰ると、想像以上に父の体力低下による問題がでてきました。

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1番大きかったのは段差の問題です!

居間と寝室には16cmの段差があります。以前このブログで書いているように、家のあらゆる場所に手すりをつけていますが、帰宅してしばらくは車椅子で休憩し、寝室のベッドで休憩しようとした父は、足に力が入らず車椅子でなければ寝室にも行けません。おまけに40年以上前に建てた家なので段差が沢山あり、車椅子での移動も一苦労でした。

 

そこで思いついたのがこれです!

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夫は自分で車のオイル交換をするので、このような物が家にあったんです。オイル交換をする時、車の車高を上げる為にこのDIYして作った木を車の進行方向のタイヤの少し前におき、そこに車を乗り上げているというわけです。

これを16cmの段差の所に置いてみて、それでもまだ6cmぐらい段差に届かなかったので、更に下に木を置きました。私の実母を介護していた時には、次にあるような短いスロープを購入して使っていました。

最近では、車椅子の方の電車の乗り降りの為に、折りたたみ式の物を駅員さんが準備しているのを見かけますね。家庭でも必要な家がこれからは増えてくると思います。

飲み込みが上手くできなくなったのでとろみ粉を使い始めた

夫の父が入院して約3ヶ月。入院前から家で食事をしている時でも時々むせていましたが、体力の低下とともに、飲み込みも上手にできなくなり、よくむせるようになってきました。そんな中、昨日の仕事帰りに病院によると、看護師から「今の状態から考えると誤嚥誤嚥性肺炎が心配せす。とろみ粉を持ってきて下さい。」と話がありました。

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看護師さんからのアドバイスでは「まずはスティックタイプの物を買ってきて様子をみる。慣れてきたら大容量の物を買えばいいですよ。」ということで、まずはスティックタイプの物を購入して病院に持っていきました。

そこで購入したのはこれです ↓

この後、父に初めてとろみ粉で飲んでもらう為に私流に工夫したことがあります。実母を介護した時の経験から、とろみ粉で普通の水やお茶を私も飲んでみた時、あまり美味しく感じませんでした。それで、とろみ粉を麦茶に混ぜて父に飲ませてあげました。そうすると、父は「美味しい♪」と喜んで飲んでくれました。これでとろみ粉で飲むと美味しくない!という印象が父に残らずにすみました。

実母は最終的には口で食べることができなくなり、胃瘻をつけましたが、夫の父には、これからもなるべく自分で食べたり飲んだりしていてほしいです。

浴槽に出入りできるよう 穴を開けずに取り付けできる手すり

入浴時、浴槽に自力で入れなくなった父の為、手すりを浴槽につけました。

色々探したり検討した結果、これなら浴槽に穴を開けたりせず、簡単に取り付けできます。

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この手すりをつけようと思ったきっかけは、父が浴槽から自力で出られなくなり、救急搬送されたことでした。

これまでも浴室内や脱衣所には手すりをつけたり椅子をつける等してきましたが、壁に穴をあけたりネジでつけました。でも、浴槽に穴をあけるのは容易なことではないですし、これは丈夫で便利です。

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浴槽には、滑り止めマットも置いています。裏には小さな吸盤がたくさんあり、ピタッとくっつきます。

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食卓の椅子をキャスター付きにして介護用車椅子仕様に

在宅介護で、車椅子までは必要ないけど、歩けない家族の為に何かいい方法はないか?って思ったことありませんか? 我が家では、手すりを伝いながらでなければ歩けない夫の父の為に、テーブルセットの椅子にキャスターをつけました。父がリビングまできたら、その椅子で食卓やテレビの前につれて行ってあげています。

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作る手順とポイントを簡単にまとめると…

①椅子の脚の長さを計る(キャスターをつけた後、同じ高さにする為)

②付けるキャスターの高さを計る

③キャスターの高さのぶんだけ、椅子の脚を切る

 

分かりやすいように動画にしたものです!

https://www.instagram.com/p/Bje8pnfhT-q/

食卓の椅子を車椅子仕様にDIY #介護 #椅子

 

動画で分かるように、丸いキャスターをつけている為、前後左右・斜めにも動くようになっています。

 

 実際に作るとなると難しいという人には、こんな商品も販売されています。

 

 

 

  

トイレで介護用履くオムツを上げ下げしやすくする工夫を

介護者にとっても介護をしてもらう人にとっても、トイレでのオムツの上げ下げは大変ですよね。特に、便器から立ち上がってからのオムツの引き上げは、自宅の場合、狭いトイレの中でするため大変です。我が家では百均に売っているある物で一工夫しています。

 

夫の父は要介護4です。父が自分自身でできる時もありますが、母や夫などの家族が手伝わなければいけない方が回数としては多いのが現状です。私は股関節を手術しているので手伝うことができません。父は父で、家族に手間をかけることに気を遣っています。

 

そんな父の為に、夫が尿パッドにこんな工夫をしました。

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写真左側の尿とりパットに最初からついている大きな固定テープに加え、上側と下側にテープを貼っています。

 

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両面テープを剥がすとこんな感じです。黒色なのでオムツに貼るときにも分かりやすい!というのも便利な点です。

 

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 使っているのはこの両面テープで、売っているのは百均ショップのダイソーです。

 

履くオムツに尿パッドを貼り付けたら、前の端や後ろの端をきちんと伸ばして固定しておくと、より父は安心らしいので、いつもしっかりと貼り付けて固定しています。

 

介護してもらっている方も、実はとても気を遣っているのを父を見ていてつくづくかんじます。これからも、父にとって…母にとってどうすることがより幸せなのか?を考えながら、向き合っていきたいと思っています。

 

仕事にも介護にもスピードを求められる40代・50代

先日、夜中3時半に夫の母から夫の携帯に電話がかかってきた。内容は父の介護が事大変で耐えられない!という電話だった。私の母が介護施設に入所していた時、仕事と介護の両立に苦労したことを思い出した。

母の介護に関する手続きや、母が病気になった時には施設に隣接する病院への通院や入院、それに父の通院の付き添いも時々していた。ちょうどその頃は私自身も40代前半で自律神経が乱れ始めていたので婦人科に行き診察を受けた。

その時に診察してくれた先生が言ってくれた言葉に、とても救われた。

「それは大変ですね。私が父を介護していた時にも大変でした。今は昔と違ってパソコンがあるしネットで色んな事と繋がっていたりと仕事に迅速さが求められますよね。お父さんが仕事をしていた時とは違うんだよ!と言っても分かってもらえなかったんですよねぇ…。」

先生の言うとおり、私も…父に今の職場での立場や会社の雰囲気というか体制というか…そういう事が分かってもらえていないことにジレンマを感じていた。当時の私は、新しい社内体制が始まったばかりで本社の管理系の場所に所属していた為…職場では新しい体制の為のシステム構築の一部を任され、よほどのことでなければ有給はとれなかった。そんな中でも、父は何かあれば勤務中でも私の携帯に母の介護や病気のことで電話をかけてきた。私は携帯をマナーモードにし、すぐには電話にでなかった。それに気を遣ってくれた人や、半分嫌味まじりの人が「携帯が鳴ってるよ」と言ってくる…。「きっとまた父だ!」と思いながら…しょうがなく電話をチェックし、フロアの外に出てから父に電話をかけなおしていた。そんな事が何ヶ月か続き、私は父にメールを覚えてもらう事にした。70代の父が理解しやすいよう、父の携帯電話の画面をiPhoneで撮り、操作することに吹き出し等をつけ、それをA4の紙にまとめてマニュアルにしてみた。父もメールを覚えたくても覚えられないというジレンマと、私に迷惑をかけないようにという気持ちから、その紙を見ながらメールの送受信方法を覚えてくれた。それからは、父にとっても私にとっても大事な用事なのかどうか?も区別もでき、緊急を要する時には電話がかかってくる…と対応の選択肢が広がった。