40代・50代の親の介護とDIY

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働きざかりと親の介護

私は40代後半で主人は50代前半です。

私は30代から実母が要介護状態で、3年前まで介護施設や介護サービスとのお付き合いが続きました。一年前に父も他界しました。

ですが今年、新しい家族が増えました。結婚し、また〝お父さん〟〝お母さん〟と呼べる人ができました。主人の両親は共に80代前半で、母は元気ですが父は要支援2で介護が必要な状態です。要支援2といっても、家の中での移動だけでもひと仕事で、自分で歩いてトイレに行けますが、手摺りか何かにつかまりながらの伝い歩きでなければ移動することはできません。

5ヶ月前にお風呂に入っていて出られなくなり、救急車で運ばれるということがあってから、母だけでは、父の入浴中に何かあるといけないので家族で相談し、父は必ず主人がいるときにお風呂に入るようになりました。主人も私も仕事をしており、主人の実家は同じ市内ですが山間部なので毎日という訳にはいかず、2日に1日、主人と一緒に実家に帰って泊まっています。

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自身の親の介護から配偶者の親の介護へ

親の介護というと、大きく分けると〝自身の親の介護〟〝配偶者の親の介護〟の2つになると思います。私の実母は『看取り』というかたちで介護施設で静かに息をひきとり、母の介護で腰を痛めていた父も他界するといったん介護は終わりました。

でも、有難いことに再び〝お父さん〟〝お母さん〟と呼べる人ができました。そして、〝お父さん〟が前述したような状況なので、再び介護と向き合うようになりました。

少子化で、しかも殆どの人が仕事をしている現代…40代・50代の働きざかりの介護と老々介護は私の生活の中の一部でもあり、大きな社会問題だと実感しています。

 

 職場の理解

介護休職を社内規定に設ける会社も多くなってきました。私が以前勤務していた会社にもありました。でも、在職中に全社員の中で実際に介護休職をとったのはたった1人だけでした。

私の母も少しずつレベル低下が進んで身体が弱くなり、次第に救急車で運ばれたり入院することが多くなりました。余命3ヶ月と説明を受けたときには、上司に時間を作ってもらい、会議室で「有給を急に取ることが増えるかもしれない」と話しました。上司はそのことを理解してくれず、逆に「そんなことで私を呼びつけたの?」と言われ…辛い思いをしました。このように、職場の上司が理解してくれなかったという経験を主人もしています。

 両親が病院に行くときや髪を切りに行くなどの用事で出かけるとき…仕事の都合をつけ、できるだけ私達夫婦と両親の4人で車で出かけています。母だけが出かけるときには、私が父と実家で留守番をしています。

初めて父と2人で家にいることになったときには、こんな微笑ましい話も…。父が主人にむかって「喧嘩せんように(2人仲良く留守番)しているからな♪」と明るく言ってくれました。でも、父は少しずつ歩きづらくなり、家の中で転けることもしばしばです。股関節を手術している私レベル低下している父、2人での留守番はやがてできなくなりそうです。

私達夫婦と両親の話が、同じように介護をしていたり、悩んだり、不安をかかえている人達と共有でき、宜しければコメントを頂いて一緒に考え、歩めていければ幸いです。

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 お題「ブログをはじめたきっかけ」