昨日のYahoo!ニュースに介護離職のことが載っていました。介護離職する人や働く介護者は、働きざかりで要職を担っている人が多い40代から50代が多いといわれています。
私も、実母の介護の時には仕事との両立で悩んだり、有休を取る時でも職場に対して随分気を遣いました。調べてみると、今回のニュースの他にも、2025年問題というものがあることも知りました。
人ごととは思えず、思わず一気読みしたYahoo!ニュースはこれです。
このニュースを読んでいると、母が施設に入ることになった事を思い出します。
介護度が上がっていき、昼夜を通して介護していた父が介護疲れし、母に手をあげたんです。それで、「このままではいけない!」と父を説得し、母は施設に入りました。(その後、父は毎日施設に通って母との時間を過ごしました)
介護転職
私は、介護離職まではしませんでしたが、『介護転職』をしました。理由は、母の時と同じ後悔をしたくない!という理由でした。
後悔…というのは、上司やまわりの同僚に介護経験者がいなくて理解してもらえず、有給を取る時に気を遣っただけでなく、その為に母の最期にも間に合わなかったからです。転職した頃…父は要介護者ではありませんでした。でも、母の介護で腰を痛めて病院に行く事も多くなっていましたし、将来、介護が必要になったり何かあった時にもっと動ける自分でいたい!と思ったんです。
2025年問題
2025年問題というのは、1947年~1949年生まれの団塊の世代が75歳以上になる年からきている言葉だそうです。団塊の世代が、2025年に75歳以上になり、高齢の要介護者や介護保険の負担が急増し、様々な問題が起こると予測されているというわけです。
2016年から、介護離職を防ぐことを目的として介護離職防止支援助成金という制度もできています。介護離職の事を考えた制度ができる事もいいのですが、介護がどれだけ大変なことかをもっとテレビ等のメディアで取り上げてくれたり、会社の役職者研修で取り上げてくれる等で理解が深まるといいな…。